大学生でもクレジットカードは作れる?
結論から言うと、多くのカード会社で大学生も申し込み可能です。一般的には「18歳以上(高校生を除く)」を条件にしているカード会社が多く、収入が少ない・ない場合でも、学生本人名義で審査に通るケースがあります。未成年(18歳・19歳)の場合は親権者の同意を求められることもあります。
ただし、審査基準そのものは各カード会社の非公開情報であり、「必ず作れる」とは言い切れません。この記事では特定のカードの審査通過率などの断定はせず、公式サイトで最新の条件を確認することを前提に、選び方の基準を整理します。
多くのカード会社は、在学中に限った特典(年会費永年無料、海外旅行傷害保険の自動付帯、卒業後は一般カードへ自動切り替えなど)を用意しています。まずは「学生向け」と明記されたカードから比較を始めるのがおすすめです。
選び方の3つの基準
大学生がクレジットカードを選ぶときは、次の3点を軸に比較すると失敗しにくくなります。
1. 年会費が「ずっと」無料か
「初年度無料」なのか「年会費永年無料」なのかで、2年目以降の負担が変わります。学生のうちは特に、条件なしで無料になるカードを軸に検討しましょう。
2. ポイント還元率と使い道
還元率だけでなく、コンビニ・交通系IC・サブスクサービスなど、自分の生活導線と相性がいいポイント制度かどうかも重要です。
3. 学生限定特典の有無
海外旅行保険の自動付帯、ETCカード発行手数料無料、留学・旅行時のサポートなど、学生のうちしか使えない特典がある場合は、その価値も含めて比較すると判断しやすくなります。
絶対にハマってはいけない「リボ払いの罠」
クレジットカードを選ぶうえで、還元率や特典以上に理解しておきたいのが「リボ払い(リボルビング払い)」の仕組みです。消費者庁や国民生活センターは、リボ払いのトラブルについて継続的に注意を呼びかけています。
リボ払いは、利用額に関わらず毎月の支払額を一定に抑えられる一方、未払い残高に対して手数料(実質年率)がかかり続ける仕組みです。例えば、10万円の利用額を毎月5,000円ずつ返済していく場合、手数料率を年15%とすると、完済までに支払う総額は利用額を上回るケースがあると金融機関のコラムでも紹介されています(手数料率はカード会社によって異なります)。返済が長引くほど手数料負担が積み重なる点が、一括払いとの大きな違いです。
特に注意したいのが「意図せぬリボ払い」です。カードによっては、支払い方法の初期設定が自動的にリボ払いになっていたり、ポイント還元キャンペーンをきっかけにリボ払い専用カードへ切り替わっていたりするケースがあり、国民生活センターも「利用明細は必ず確認を」と繰り返し注意喚起しています。
国民生活センターが公表しているPIO-NET登録データによると、クレジットカードの支払いなどに関連する「多重債務」についての相談件数は、2023年度が23,633件、2024年度が24,648件、2025年度が23,937件と、高い水準で推移しています。これは大学生に限らない全年代の件数ですが、収入が少なく金銭管理の経験も浅い大学生にとって、リボ払いの手数料負担は決して他人事ではありません。
リボ払いを避ける・早めに気づくために、大学生のうちからできることは次の3つです。
・カードの支払い方法を申込時・利用明細確認時に毎回チェックし、「1回払い」になっているか確認する
・会員専用サイトやアプリで、支払い方法が「自動リボ」に設定されていないか確認する
・利用明細アプリを最低月1回は必ず確認する習慣をつける
もし支払いが厳しくなってしまった場合は、一人で抱え込まず、早めに消費生活センター(消費者ホットライン「188」)などの公的な相談窓口に相談することが大切です。
まとめ
大学生のクレジットカード選びでは、「年会費」「ポイント還元率と使い道」「学生限定特典」の3点を比較しつつ、何より「リボ払いの仕組みと注意点」を理解したうえで選ぶことが重要です。各カードの最新の条件は、必ずカード会社の公式サイトで確認してください。
あわせて読みたい
- お金が欲しい大学生ほど狙われる。”闇バイト”を見抜く5つのサイン
- 大学生がやってはいけないお金の使い方7選
- 100万円貯める方法|大学生でもできる貯金術・節約術
- 大学生のバイト、稼ぎすぎ注意!「年収の壁」が変わって奨学金・大学無償化にも影響するって本当?
- その「絶対儲かる」は詐欺かも。大学生がSNS型投資詐欺に狙われる理由と、今すぐできる自衛策
※本記事の制度・数値情報は、消費者庁・国民生活センター等の公表資料およびカード会社・金融機関の解説記事をもとにしています。個別カードの審査基準・年会費・還元率などの詳細条件は変更される場合があるため、必ず各カード会社の公式サイトで最新情報をご確認ください。

[…] […]