「簿記2級を取りたいけど、何から勉強すればいい?」
「簿記3級を持っているけど、2級は難しそう……」
「大学生のうちに取って、就活や副業に活かしたい!」
そんな人に向けて、今回は簿記2級に合格するための具体的な勉強方法を紹介します。
簿記2級は決して簡単な資格ではありません。しかし、正しい順番で勉強すれば、大学生でも十分合格を狙える資格です。
この記事では、
- 簿記2級はどれくらい難しいのか
- 合格までに必要な勉強時間
- おすすめの勉強方法
- 勉強する順番
- 過去問・問題演習の使い方
- 試験直前にやるべきこと
まで詳しく解説します。
簿記2級とは?
簿記2級は、企業の経営活動を記録・計算するための知識を身につけていることを証明できる資格です。
簿記3級では基本的な商業簿記を学びますが、簿記2級ではさらに難しい内容を扱います。
大きく分けると、
商業簿記+工業簿記
の2つを勉強する必要があります。
特に工業簿記は簿記3級にはない分野なので、最初は難しく感じる人も多いです。
しかし、工業簿記は一度理解すると得点源にしやすい分野でもあります。
そのため、
「簿記2級=全部が難しい」
と考える必要はありません。
簿記2級の難易度は?
簿記2級は、簿記3級と比較するとかなり難しくなります。
簿記3級では基本的な仕訳や財務諸表などを中心に学びますが、2級ではより複雑な取引や決算処理、工業簿記などが出題されます。
特に最初に苦戦しやすいのが、
- 連結会計
- 工業簿記
- 原価計算
- 本支店会計
- 有価証券
- 固定資産
などです。
ただし、すべてを完璧に理解してから問題演習に進む必要はありません。
むしろ、
インプット→問題演習→間違える→復習
を繰り返すほうが効率的です。
簿記2級合格に必要な勉強時間
簿記2級に必要な勉強時間は、簿記3級を持っているかどうかによって大きく変わります。
目安としては、
簿記3級を取得している人
200〜300時間程度
簿記初心者の場合
300〜400時間程度
を一つの目安にするといいでしょう。
もちろん個人差があります。
簿記が得意な人ならもっと短時間で合格できる場合もありますし、初めて簿記を勉強する人なら時間がかかることもあります。
大切なのは、
「何時間勉強したか」より「問題を解けるようになったか」
です。
大学生なら簿記2級を取る価値はある?
結論から言うと、かなりあります。
特に大学生にはおすすめしたい資格の一つです。
理由は大きく4つあります。
① 就活でアピールできる
簿記2級は企業の経理・財務系の仕事だけでなく、営業や企画などでも役立つ知識です。
「資格を取得するために継続的に勉強した」という点もアピールできます。
特に、
- 商社
- 金融
- メーカー
- 会計・税務
- コンサル
- 不動産
などに興味がある人は取得しておいて損はありません。
② お金の知識が身につく
簿記を勉強すると、企業のお金の流れが理解できるようになります。
例えば、
「この会社は利益が出ているのか?」
「借金は多いのか?」
「資産をどれくらい持っているのか?」
といったことを、決算書から考えられるようになります。
株式投資をする場合にも役立つ知識です。
③ 副業にも活かせる
簿記2級は資格そのものを使って稼ぐだけではありません。
例えば、
- 経理系のアルバイト
- 記帳代行
- クラウドソーシング
- 会計事務所のアルバイト
- オンライン事務
など、会計知識を活かした仕事につながる可能性があります。
大学生が「資格を取って終わり」にするのではなく、収入につなげられる資格なのも魅力です。
④ お金に強くなれる
簿記を勉強していると、自然と「利益」「費用」「資産」「負債」などのお金に関する言葉に強くなります。
将来、自分で事業を始めたい人にも役立ちます。
簿記2級に合格するための勉強方法
ここからが一番重要です。
おすすめは、
①テキストで理解する
↓
②問題を解く
↓
③間違えた問題を復習する
↓
④過去問・予想問題を解く
↓
⑤苦手分野を潰す
という流れです。
最初から過去問だけを解くのはおすすめしません。
まずは基本的な仕訳や考え方を理解しましょう。
STEP1:まずは仕訳を徹底的に覚える
簿記2級で非常に重要なのが仕訳です。
仕訳ができなければ、その先の問題も解けません。
例えば、
「商品を現金100,000円で購入した」
という取引があった場合、
借方:仕入 100,000円
貸方:現金 100,000円
というように仕訳をします。
最初は「借方・貸方が分からない」という状態でも大丈夫です。
問題を何度も解いているうちに、少しずつ反射的に仕訳できるようになります。
簿記2級では、
仕訳を見た瞬間にある程度処理できる状態
を目指しましょう。
STEP2:商業簿記を勉強する
次に商業簿記を勉強します。
商業簿記では、企業が商品を仕入れて販売するような取引を中心に学びます。
最初は、
- 現金・預金
- 売掛金・買掛金
- 手形
- 有形固定資産
- 有価証券
- 決算整理
などの基本を固めましょう。
その後、
- 連結会計
- 本支店会計
- 税効果会計
などの難しい分野に進みます。
ポイントは、難しい問題に時間をかけすぎないことです。
一つの問題に30分以上悩み続けるより、解説を読んで理解したほうが効率的です。
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STEP3:工業簿記を勉強する
商業簿記と並行して工業簿記も勉強しましょう。
工業簿記では、
「商品を作るためにいくらお金がかかったのか?」
を計算します。
代表的な内容は、
- 材料費
- 労務費
- 経費
- 製造間接費
- 個別原価計算
- 総合原価計算
- 標準原価計算
- CVP分析
などです。
最初は難しく感じるかもしれません。
しかし、工業簿記は問題のパターンがある程度決まっています。
そのため、問題演習を繰り返せば得点源にできます。
工業簿記も勉強するときにおすすめの本を貼っておきます(広告)
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STEP4:問題集を何度も解く
テキストを一周したら、どんどん問題を解きましょう。
ここで大切なのは、
「分かったつもり」をなくすこと
です。
テキストを読んでいると、
「なるほど、理解した!」
と思うことがあります。
しかし、実際に問題を解いてみると全然解けないことがあります。
これは普通です。
だからこそ、
読む→解く→間違える→復習する
というサイクルを繰り返します。
おすすめの問題集はこれです。(広告)
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STEP5:間違えた問題を放置しない
簿記2級の勉強で非常にもったいないのが、
「問題を解いて答え合わせをして終わり」
です。
重要なのは、間違えた理由を確認することです。
例えば、
「仕訳を間違えた」
「計算方法を忘れていた」
「問題文の意味を理解できなかった」
など、原因を考えましょう。
同じ問題を解いたときに正解できるようになれば、確実に成長しています。
STEP6:過去問・予想問題を解く
試験が近づいてきたら、実際の試験形式で問題を解きましょう。
ここでは、
時間配分
も意識してください。
本番になると、
「この問題どうやって解くんだっけ?」
と考えているうちに時間がなくなることがあります。
そのため、普段から時間を測って問題を解きましょう。
その際におすすめするのがCPAラーニングです。
僕はこのサイトの予想問題を解きまくってました。
興味のある人は下のリンクから
おすすめの勉強スケジュール
大学生なら、例えば3か月で合格を目指す場合、
1か月目
基礎固め
- テキストを進める
- 仕訳を覚える
- 商業簿記の基本を理解する
- 工業簿記の基本を理解する
2か月目
問題演習
- 問題集を繰り返す
- 苦手分野を復習する
- 工業簿記を得点源にする
- 商業簿記の難しい分野にも取り組む
3か月目
実戦練習
- 過去問・予想問題
- 本番と同じ時間で解く
- 間違えた問題を復習
- 苦手分野を集中的に勉強
という流れがおすすめです。
1日の勉強時間はどれくらい?
大学生なら、
平日:2時間
休日:3〜4時間
くらいを目標にしてもいいでしょう。
例えば、
平日
朝:30分
大学の空き時間:30分
夜:1時間
合計2時間。
これだけでも毎日継続すれば大きな差になります。
重要なのは、1日10時間勉強して3日でやめることではありません。
毎日少しずつでも継続すること
が重要です。
簿記2級の勉強でやってはいけないこと
① テキストを読むだけ
簿記は読むだけでは身につきません。
必ず問題を解きましょう。
② 全部理解してから次に進もうとする
簿記2級は難しい内容も多いため、最初から100%理解するのは大変です。
一周目は、
「なんとなく分かった」
くらいでも大丈夫です。
二周目、三周目と問題を解くことで理解が深まります。
③ 難問に時間を使いすぎる
試験では、すべての問題を完璧に解く必要はありません。
合格するためには、
取れる問題を確実に取る
ことが重要です。
④ 勉強する教材を増やしすぎる
「この参考書も良さそう!」
「YouTubeのこの動画も分かりやすい!」
と教材を増やしすぎると、逆に勉強が進まなくなります。
基本的には、
テキスト1冊+問題集1冊+過去問・予想問題
くらいを中心に進めるのがおすすめです。
簿記2級に合格するために一番大切なこと
簿記2級に合格するために一番大切なのは、
毎日少しでも勉強を続けること
です。
簿記は最初、
「借方と貸方が分からない」
「この仕訳どういう意味?」
「工業簿記が難しい!」
となることがあります。
しかし、そこで諦めないでください。
ある日突然、
「この問題、前より簡単に解けるようになっている」
と感じる瞬間が来ます。
簿記は、勉強時間に比例して少しずつ理解が積み上がっていく資格です。
まとめ:簿記2級は大学生のうちに取っておきたい資格
今回は、簿記2級に合格するための勉強方法を紹介しました。
ポイントをまとめると、
- 仕訳を徹底的に練習する
- 商業簿記と工業簿記を勉強する
- テキストを読むだけで終わらない
- 問題演習を繰り返す
- 間違えた問題を復習する
- 試験前は過去問・予想問題を解く
- 時間配分を意識する
- 毎日継続する
ということが重要です。
簿記2級は簡単な資格ではありません。
だからこそ、大学生のうちに取得できれば、就活・副業・投資・将来の仕事など、さまざまな場面で役立つ可能性があります。
「いつか取ろう」と思っているだけでは、なかなか勉強は始まりません。
この記事を読んだ今日から、まずは30分だけでも勉強を始めてみてください。
簿記2級合格への第一歩は、参考書を開くことから始まります。
