前回の記事「大学生こそ家計簿が必要な理由|三日坊主にならない家計管理の始め方」では、家計簿が続かない原因として「項目を細かく分けすぎる」「手入力にこだわる」「毎日つけようとする」の3つを挙げ、対策として「キャッシュレス決済やアプリの自動取り込み機能を使うと手間が減る」ことをお伝えしました。
今回は、その「アプリの自動取り込み機能」を具体的に実践する方法として、家計簿アプリ「マネーフォワード ME」を紹介します。銀行口座やクレジットカードを連携しておくだけで、入出金が自動で記録されていく仕組みなので、前回紹介した「大まかな5〜6項目で分類する」「週1回の振り返りで十分」というやり方とも相性が良いアプリです。
マネーフォワード MEとは
マネーフォワード MEは、銀行口座やクレジットカード、電子マネーなどを連携させることで、入出金を自動的に家計簿へ反映してくれるアプリです。運営会社の公開情報によると、2,660以上の金融関連サービス(銀行・クレジットカード・証券・電子マネー・ECサイト・携帯キャリアなど)と連携できるとされています。前回の記事で触れた「手入力をやめる」を、最も手軽に実現できる方法の一つといえます。
無料プランでもできること
マネーフォワード MEには無料プランと有料のプレミアムプランがあります。無料プランでも家計簿としての基本機能は使えますが、連携できる金融機関・サービスの件数は10件までという上限があります。バイト先の振込口座1つ、メインの銀行口座、よく使うクレジットカード1枚程度であれば、無料プランの範囲でも十分でしょう。
主な無料機能としては、連携口座の自動家計簿への反映、カメラでレシートを撮影すると店名まで読み取ってくれるレシート読み取り機能、資産の推移をグラフで確認できる資産管理機能などがあります。設定した金額(最低1,000円から)を超える入出金があった際に通知してくれる機能もあり、前回の記事で紹介した「見落としがちな支出に気づく」ことにもつながります。
有料プラン(プレミアムサービス)はどんな人向け?
連携件数を無制限にしたい人や、より詳しい資産分析機能を使いたい人向けに、有料のプレミアムサービスも用意されています。公式サポートページによると、2025年8月・9月の改定後の料金は、ストア決済(App Store/Google Play)で月額590円・年額6,490円、クレジットカード決済で月額540円・年額5,940円です(料金は変更される可能性があるため、利用前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください)。
複数のバイト先やフリーランス的な収入がある人、投資用の証券口座もまとめて管理したい人でなければ、まずは無料プランから試してみて、必要性を感じてから有料プランを検討するので十分だと思います。
前回紹介した「続けるコツ」との組み合わせ方
前回の記事では、分類は大まかに5〜6項目(家賃・通信費などの固定費、食費、交通費、交際費、趣味・娯楽費)で十分だとお伝えしました。マネーフォワード MEは連携した取引を自動でカテゴリ分けしてくれるため、この大まかな分類をそのまま使いながら、週1回グラフを見返すだけの運用にできます。毎日入力する必要がないので、「三日坊主」になりやすい人ほど相性が良いはずです。
また、前回の記事で触れた「年収の壁を意識する場合に年間の収入ペースを把握できる」という点についても、バイト代の振込口座を連携しておけば、資産管理画面で今年の累計収入が自動的に積み上がって表示されます。感覚ではなく数字で確認できるので、年末になって慌てることも減らせるはずです。これは連携した口座情報を閲覧・集計する仕組みであり、アプリから送金や出金の操作ができるわけではない点も、初めて使う方には安心材料になると思います(セキュリティの詳細な仕組みは公式サイトのセキュリティページでご確認ください)。
まとめ
マネーフォワード MEは、口座やカードを連携するだけで収入と支出を自動で見える化できる家計簿アプリです。無料プランでも10件までの連携と基本機能が使えるため、前回紹介した「大まかな分類」「週1回の振り返り」を実践する手段として、まずは無料の範囲で試してみてはいかがでしょうか。
※本記事の料金・連携件数などの数値は、2026年10月時点でマネーフォワード公式サポートページ等に掲載されていた情報をもとにしています。料金プランやサービス内容は変更される場合があるため、利用前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。当サイトは同社と提携関係にあるものではなく、中立的な立場で紹介しています。
